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ワイド判 風の谷のナウシカ 全 2

ワイド判 風の谷のナウシカ

ワイド判 風の谷のナウシカの作品情報

宮崎駿 / 徳間書店
全7巻
アニメーション作家、宮崎駿の名を広く世の中に浸透させた映画『風の谷のナウシカ』の原作コミック。 アニメーション雑誌「アニメージュ」に1982年2月号から連載が始まるや、可憐だが芯が強く行動力のある女性主人公ナウシカをはじめ、「王蟲」などの巨大で不気味な蟲(むし)たちの存在、そしてそれらを取り巻く壮大で奥深い物語世界を精緻に描いて、ファンの間でたちまち話題になった。 「火の七日間」と呼ばれた世界大戦から1000年後、地球は、毒ガスを吐き出し、不気味な蟲たちが徘徊する「腐海」と呼ばれる森に覆われようとしていた。ナウシカは、腐海のほとりにある「風の谷」の族長の娘である。ある日、風の谷に、蟲たちに襲われた1隻の商船が不時着したところから物語は始まる。それは軍事大国トルメキア王国と、それに対抗する土鬼(ドルク)諸侯国との泥沼の戦乱の始まりでもあった。ナウシカはひとり風の谷の命運を背負って、その戦いに飛び込んでいく。 連載中に映画化が決定し、折からのエコロジーブームと絡み合って社会現象にまでなった。映画化されてからも連載は続き、たびたび中断しながら、1994年3月にようやく完結にこぎつける。実に13年も費やした大作となった。 映画では描かれなかった物語の終盤、ナウシカは風の谷ばかりでなく、生き残った人類の存亡をかけて戦いつづけていく。腐海の謎が明らかにされ、未来への道筋が示されたとき、読者は言いしれない感動に包まれる。日本の漫画を語るうえで、いまや欠くことのできない「古典」になったといえるだろう。

ワイド判 風の谷のナウシカのみんなのよんだ

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