映画
5巻/5巻

バチくそにおもしろかった。 猟奇殺人・宗教テーマのサスペンスもの。 特にオウム以降で使い古されたテーマだし、作中でもオウムを想起させる設定多めで惰性で読んでる感じだったが、最終巻きっかけで1巻から読み直したらだいぶ良かった。 猟奇モノはキワモノ前提になりがちなので、キワモノ小道具として宗教が扱われると一気に萎えてしまうが、漫画原作者作品らしく、テーマの掘り下げが深くて良い。 本筋を離れた哲学的な投げかけ(善悪の彼岸)や、思考実験など知的好奇心を刺激される部分が多いし、捜査官コンビのキャラも良かった。 一気読みおすすめ