乾燥機
3巻/全3巻

「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」という漫画を読んだ。 金に困った大学生(クスノキ)は私物の本とCDを売りに行く。 そこで寿命を買い取ってくれる場所があるという話を聞き、寿命を査定してもらうことにする。 査定結果、残された寿命三十年と三ヶ月。 金額は一年につき一万円。 彼は三十万円を手にして、三ヶ月の寿命を残した。 そしてクスノキは三ヶ月の間、他の人の目には映らないミヤギという女性の監視員に監視されながら生活を送ることになるのだが、、、。 本作がどんな形で完結するのか全く予測できなかった。 全巻読んでみると、すごく暖かい物語で泣いてしまった。 そのメッセージ性や心理描写の素晴らしさもさることながら、全三巻で読みやすい。 誰もが一度は手に取るべき作品。 クスノキとミヤギの変化していく関係性が本当に素敵。